【青森労災病院】疑義照会に薬剤部が回答‐病院合意でプロトコル策定

2016年6月6日 (月)

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医師への問合せ7項目省略

 青森県八戸市の青森労災病院は、院内の医師と事前に協議して作成したプロトコルに基づき、保険調剤薬局からの疑義照会について病院薬剤部が医師に代わって直接回答する運用を昨年5月から開始した。7項目の疑義内容について、同院の医局会で薬剤部が直接回答を可能とする項目を了承。病院全体の合意のもと、診療科医師への問い合わせを省略して薬剤部が回答している。疑義照会の約3割に薬剤部が直接回答するようになったが、現在のところ医師、看護師の負担軽減、保険調剤薬局での患者の待ち時間短縮、業務効率向上につながったと評価されているという。

 同院は、急性期の地域中核病院で、薬剤師数は10人。昨年度の外来患者数は1日平均約697人で、院外処方箋発行枚数は1カ月平均で6226枚、院外処方箋発行率は86.3%に達する。2008年8月にオーダリングシステムが稼働したことを受け、薬局からの疑義照会を薬剤部で受け取り、照会内容を要約して診療科に問い合わせ、医師から受け取った回答を薬局に伝える対応を行ってきたが、疑義照会の中には一包化調剤の指示や外用薬の規格変更など、薬剤部で判断できる内容も多かった。



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