認知症予防「IROOP」立上げ‐初年度は年間で健常者8000人の登録目指す

2016年6月29日 (水)

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 国立精神・神経医療研究センター、国立長寿医療研究センター、日本医療研究開発機構は22日、認知症の発症を予防するため、40歳以上の健康な人を対象にしたインターネット健常者登録システム「IROOP」を立ち上げた。登録者が自分の記憶力の状態を定期的にチェックできる認知機能検査を無料で提供するほか、国民に認知機能低下予防やあたまの健康増進に関する最新情報を提供し、知識向上を図る。得られたデータを活用して認知症予防の研究に役立てる。登録は7月5日から始め、初年度は年間で8000人を目指す。

 高齢化に伴い、認知症の人口が増えつつあり、特にアルツハイマー病に対する対策が国際的に急がれているが、根治薬の開発は進んでいないのが現状。その一つの原因として、認知症の発症予防のための研究や、認知機能を改善する新薬の治験に適切な被験者募集を行うことが難しいことが指摘されている。



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