ロボットを損害保険商品に‐AIGとサイバーダインが提携

2016年11月29日 (火)

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左からAIGジャパン・ホールディングスのロバート・ノディン社長兼CEO、サイバーダインの山海嘉之社長

左からAIGジャパン・ホールディングスのロバート・ノディン社長兼CEO、サイバーダインの山海嘉之社長

 医療福祉機器やロボットスーツの研究開発事業を展開している筑波大学発のベンチャー「CYBERDYNE(サイバーダイン)」は、保険グローバル大手AIGの日本法人「AIGジャパン・ホールディングス」と損害保険分野で業務提携契約を締結したと発表した。保険料負担の面で、怪我や事故などのリスク低減を目的とする損害保険と、怪我の予防や早期回復を補助する製品による相乗効果が見込まれるとしている。例えば、従業員がロボットスーツを着用し、作業時の怪我を予防したり、万が一、怪我した場合にはリハビリロボットとして活用し、早期の職場復帰に役立てる。ただ、実際にサイバーダインの製品やサービスがAIGの保険商品にどのように組み込まれるかは現在検討中で、2017年初頭には結論が出るとしている。

 サイバーダインは、筑波大学を拠点とするベンチャーで、高齢者や障害者用のリハビリテーション支援機器や身体機能補助システムの研究開発を行っている。主力製品のサイボーグ型ロボット「HAL」は、身体の不自由な人が身体に装着することによって、日常動作を補助したりする機能や、一般の人たちが腰痛となったときでもロボットのパワーを使って負担なく行動できるようにすることが可能で、医療や福祉、日常的な作業支援などへの応用が期待されている。



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