【薬価部会】薬価抜本改革へ検討開始‐効能追加時の対応を議論

2017年1月16日 (月)

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業界は前倒し実施を危惧

薬価専門部会

薬価専門部会

 中央社会保険医療協議会は11日、薬価専門部会を開き、薬価制度の抜本改革に向けた本格的な検討に着手した。「オプジーボ」問題で顕在化した効能追加等に伴う市場拡大への対応として、収載時に年4回薬価を見直す対象薬の範囲や引き下げ方法、導入時期を議論。製薬業界は、企業経営に及ぼす影響が大きいとして2017年度の前倒し実施に懸念を示し、予見性に配慮するよう求めた。今後、基本方針に示された事項について議論を進め、5月頃と10月頃に業界から意見聴取を行い、年末に骨子をまとめる予定。

 この日の部会では、昨年12月にまとめられた薬価制度の抜本改革に向けた基本方針を踏まえ、まず効能追加等に伴う市場拡大に対応するため、薬価見直しの対象薬の範囲や引き下げ方法、販売数量の把握、制度導入時期について検討を始めた。



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