ドラッグストア希望、薬学生の1割超に‐薬ゼミが就職動向調査

2017年1月17日 (火)

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新卒採用、インターンが決め手

 ドラッグストアを第1志望業界とした薬学生が全体の10%を超え、調剤薬局、病院・クリニックに続き、新卒薬剤師の進路として受け入れられつつあることが、薬剤師国家試験予備校大手「医学アカデミー薬学ゼミナール」が薬学生を対象に行った就職動向調査で明らかになった。また、インターンシップに参加した学生が多い調剤薬局ほど、より多くの内定者を確保しており、インターンシップを起点に、説明会、面接、内定獲得まで学生が選考に進んでもらう仕組みを構築していく重要性が浮き彫りになった。優秀な新卒薬剤師を採用するためには、企業で就業体験させる「インターンシップ」が決め手といえそうだ。

ドラッグストア、OTC扱える魅力で志望増

 調査は、薬学生の就職活動状況の実態を把握することを目的とし、昨年8月に薬ゼミオンライン登録者2960人を対象にウェブ調査を行ったもの。約6割程度が調剤薬局志望者となっているが、ドラッグストアの人気も高まってきている。実際、薬学生に「第1志望業界」を聞いたところ、調剤薬局の36%、病院・クリニックの35%に続き、ドラッグストアが11%と1割を超えた。地域に密着している点や、今後の将来性、患者だけではなく一般者とも触れ合える健康サポート機能への関心などが挙げられた。特に“OTC薬を扱いたい”という理由からドラッグストアを目指す学生が増えたことは注目すべき動きだろう。



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