【日薬連薬価研】新たな薬価算定方式提案へ‐類似薬、外国価格がない新薬

2017年6月20日 (火)

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 日本製薬団体連合会の保険薬価研究委員会は、適切な類似薬が存在せず外国価格がない新薬の評価について、2009年に中央社会保険医療協議会に提案した「類似治療比較方式(仮称)」をベースとした新たな薬価算定方式の導入を検討し、今年中の提案を目指す方向性を示した。類似薬に限定せず、薬物以外の治療費用や類似疾病の薬物治療に要する費用等を算定の比較対象に用いる。現在、類似薬がない薬価算定方式として用いられる原価計算方式では、原価の積み上げで薬価算定するため、“世界初新薬”のような革新的な新薬の価値を薬価に反映させるのは難しかった。具体化した段階で提案を行う方向だ。

 新薬の薬価算定方式の基本的なルールとなる類似薬効比較方式は、効能や効果、薬理作用などが類似する既収載品から比較薬として最類似薬を選定し、新薬1日あたりの薬価をその比較薬と同類にするように算定するもの。適切な類似薬がない場合には例外的に原価計算方式が用いられている。



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