規制改革会議の健康・医療ワーキンググループ(WG)は9日、「セルフケア領域に適する医療用検査薬等の見直しについて」をテーマに取り上げた。日本OTC医薬品協会は、医療用として使用されている検査薬を一般用医薬品として利用できるようにするための新ルール整備などを求めた。
検査薬のスイッチOTC化は、1989年に厚生労働省が設置した「セルフケア領域における検査薬に関する検討会」で専門家が示した基本的考え方に基づいて進められたものの、91年の「尿糖」「尿蛋白」、92年の「妊娠検査薬」以降、約20年ほど新規のOTC検査薬が登場しておらず、事実上、審査・承認するための仕組みがない状態となっている。