
著者で薬剤師の臼井さん。人形のモデルは主人公の青年
発達障害の青年の半生をノンフィクションで描いた書籍「ギザギザハートのアスペルガー」が昨年12月に発売された。著者は、青年の担当薬剤師だった臼井志乃さん。昨年、高知県の精神科病院を退職し、薬剤師の就職支援サービスを手がける会社を立ち上げた。発達障害を抱える人の就職マッチングも視野に入れる。臼井さんは薬局から急性期病院、精神科病院などへと転身を重ねてきた。自身の人生を「ビルド・アンド・スクラップ」と振り返る。今後は、病院への就職を希望する薬学生らと現場をつなぐ橋渡し役を担う考えだ。