2018年11月1日 (木)

薬学生新聞

喜多喜久さん

 化学を題材に扱った斬新なストーリーで活躍する薬学出身の小説家がいる。製薬企業の研究者を経て、昨年から専業作家に転身した喜多喜久(きた・よしひさ)さん。30歳を前に趣味で小説の執筆を始め、「5年で応募作が受賞しなかったら小説を書くのを辞める」と心に誓い、2作目の『ラブ・ケミストリー』で宝島社から『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞する栄誉を授かった。「化学にもっと親しみを」という思いで生み出した作品群は、大学の研究室を舞台に有機合成といった化学、薬にちなんだ謎解きが作中に登場するなど、エンターテイメント小説として面白くて分かりやすいと評判だ。化学との出会いから製薬企業の研究者になった喜多さんだが、いつしか薬を創るよりも、化学の楽しさを伝える作家業にのめり込む。「小さくてもいいから、“1日1アイデア”を創出すること」を日課にし、薬創りで用いる化合物ライブラリーならぬ、自分だけのアイデアのライブラリーを積み上げ、アイデア全体のおよそ1%の確率で、年3冊、合計26冊の小説を生み出してきた。アイデアを出すことを楽しむアイデアマン、喜多さんの生き方を追った。

続きを読む »


薬学生新聞 新着記事
ニュース 新着記事
薬業界情報 新着記事
検索
カテゴリー別 全記事一覧
年月別 全記事一覧
新着記事
お知らせ
Twitter & RSS

記事の更新情報の取得には、TwitterとRSSが便利です!