国立国際医療研究センターは、現役世代の糖尿病予防対策を支援するため、3年後の糖尿病発症リスクを予測できる「糖尿病リスク予測ツール」をホームページ上に公開したと発表した。人工知能(AI)を用いた機械学習手法により、多施設研究で得られた3万人分の健康診断データをもとに開発したもの。健康診断の結果を入力することで、発症リスクの予測のみならず、グラフで同性・同年代と比較できる。同センターは、自分の糖尿病発症リスクを把握することで、生活習慣の改善に取り組むきっかけとしたい考えである。
糖尿病リスク予測ツールは、糖尿病の罹患経験がない30~59歳の人を対象に、利用者の3年後の糖尿病発症リスクを予測するもの。多施設研究で得られた健康診断データに基づき、AIを用いて開発した。