日本薬業政治連盟は1月29日、都内で第43回定時代議員会を開催した。事業報告・計画、収支決算・予算などを原案通り了承したほか、役員改選を行い、新会長に鹿目広行氏が、前会長の熊倉貞武氏は新設された名誉会長に就任した。鹿目氏は、「会長就任の重責に身が引き締まる思いだ。幅広い人脈と行動力を持った熊倉会長が築き上げた地盤を基に、精一杯務めていきたい。来年度には消費税問題、薬価改定、流通改善定着などの課題があり、政治の力を借りることも多くあると思っている。業界の健全な発展に向けて、微力ながら精一杯頑張っていく所存であるので、業界が一体となった支援をお願いしたい」とあいさつした。
会合の冒頭、熊倉氏は、「国政選挙がない時期に薬政連組織の若返りを図りたいと思っていた。これからも日本医薬品卸売業連合会の活動を支える役割を果たしたい」と述べたほか、副会長を退任する福神邦雄氏は、「新しい時代に相応しい新会長の誕生だ。医薬品卸売業が今後ますます発展し、社会に貢献できるように薬政連の皆さんが新会長の下で活躍できることを祈念する」と閉会であいさつした。