規制改革会議は4日、健康・医療ワーキンググループ(WG)で検討中の体外診断用医薬品のスイッチOTC化について、規制の合理性を国際比較によって検証する国際先端テストを行うことを決めた。これまで健康・医療WGで「セルフケア領域に適する医療用検査薬等の見直し」を断続的に取り上げ、日本OTC医薬品協会、日本医師会から意見を聞いていた。
同会議は、「海外では多くの体外診断用医薬品が一般用検査薬として承認され、薬局店頭で販売されているが、日本では現在3項目しか承認されていない」と指摘。その原因について「一般用検査薬への転用が適当と考えられる医療用検査薬について、透明性を図りつつ円滑に転用を進めるための仕組みが確立していない点にある」と問題意識を示している。