薬ゼミが分析結果
医学アカデミー薬学ゼミナールは、今月1~2日に実施された「第99回薬剤師国家試験」について、薬ゼミ自己採点システムによる速報結果を明らかにした。受験者総数約1万2000人のうち、7199人の新卒受験者を対象とした速報値では、第98回に比べ13・2点減の237・6点、得点率が3・8ポイント減の68・9%と、新国試で過去最低となった前回よりも下回った。平均点では必須問題(90問)が74・5点、理論問題(105問)が62・5点、実践問題(150問)が100・6点となり、必須と実践で約3点、理論で約5点低い。合否結果は31日発表予定だが、前回の合格率79・10%から大幅に下がりそうな気配だ。
薬剤師国試の合格基準は、[1]全345問で総得点65%以上[2]一般問題の各科目の得点がそれぞれ配点の35%以上[3]必須問題全体の70%以上、構成する各科目の得点がそれぞれの配点の50%以上――の三つを満たすのが条件。第99回国試では、全体的に問題の難易度が上がり、受験者にとって厳しい試験となった。