製薬2団体がトップ交代‐日薬連は野木森氏、製薬協は多田氏

2014年5月26日 (月)

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多田正世氏(左)と野木森雅郁氏

多田正世氏(左)と野木森雅郁氏

 日本製薬団体連合会(日薬連)は、21日に開いた評議員会で、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に野木森雅郁氏(アステラス製薬会長)を選出した。また、日本製薬工業協会(製薬協)も同日の総会で、新会長に多田正世氏(大日本住友製薬社長)を選出した。いずれも任期は2年。保険薬価や薬事制度、国際競争力強化のための税制改正、コンプライアンス対応など、製薬業界を取り巻く課題が山積する中、新たな体制のもとで取り組みを進める。

 野木森氏は、就任のあいさつで、14の業態別団体、17の地域別団体を束ねる最大の製薬団体として、「個別テーマによっては、加盟団体間のみならず、個別企業間の共通利益を満たす意見の取りまとめは、至難の業と心得ている」と述べ、「製薬産業に対する国民からの期待に応えるために、業界の先頭に立って、諸課題の解決に向け努力していく」との抱負を語った。



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