全国家庭薬協議会(全家協)は5月30日の総会で、昨年度事業報告・決算ならびに今年度事業計画・予算等を承認すると共に、任期満了に伴う役員改選で柴田仁会長(大幸薬品会長)を再任した。また、会則変更も行われ、全家協の名称を「日本家庭薬協会」(略称:日家協)に改めることを決めた。セルフメディケーション推進機運の中で、日本一般用医薬品連合会をはじめとした業界団体と連携し、国内の市場活性化を目指すと共に、家庭薬のグローバルな展開も視野に入れ、名称変更に踏み切った。
全家協は一般用医薬品の中でも、いわゆる家庭薬と呼ばれる、長い伝統と使用経験に育まれた家庭の常備薬を製造・販売する企業が集まり、1966年2月に設立された。東京都家庭薬工業協同組合(東家協)、大阪家庭薬協会(大家協)の会員会社を中心に構成される。