厚生労働省と警察庁は5日から、「脱法ドラッグ」に代わる新しい呼称の募集を開始した。脱法ドラッグの乱用者による犯罪や、交通死亡事故などが相次ぎ、社会問題化していることを受けたもので、4日の閣議後に会見した田村憲久厚労相は、「脱法ドラッグだと法律違反ではないイメージになる。そうではなく、非常に危険な薬物であるという意味合いの呼称を募集したい」としている。
新名称の要件は、▽危険性の高い薬物と理解できる▽幅広い世代が理解できる▽危険性について誤解を与える「ハーブ」という呼称は原則使用しない▽公序良俗に反しない表現――の4点を挙げている。