国民の健康意識の傾向を見ると、自分を健康と考えている人が73・7%いる一方、自らの健康に不安があると回答した人が61・1%に上ったことが、厚生労働省のまとめた調査結果で明らかになった。病気がないことを健康の判断として重視していたが、体力の衰えや持病、ストレスが不安要因となっていた。
調査は、健康意識の傾向を分析するため、20~80代の5000人を対象に、健康状態や生活習慣、死生観等を聞いたもの。普段の健康観については、「健康な方だと思う」との回答が66・4%と最も多く、次いで「あまり健康ではない」が21・7%等となっていた。健康感を判断するのに重視した事項として、「病気がないこと」が63・8%と最も多く、次いで「おいしく飲食できること」が40・6%等となった。