全国的に危険ドラッグが原因とみられる事故や事件が相次ぐ中で兵庫県は、販売方法を規制する「知事監視店」の指定を盛り込んだ「兵庫県薬物の濫用の防止に関する条例(仮称)」案をまとめた。パブリックコメントなどを踏まえて、9月議会に条例案を提出し、承認可決後、年内の施行を目指す。
流通する危険ドラッグから有害な未規制の成分を指定し、薬事法に基づく指定薬物に指定するには、検査や動物試験など相当の時間を要し、その間、流通を止めることができない現状がある。販売方法を明確に規定することで、流通の抑止を図る考え。