日本医師会は3日、一般用検査薬の拡大について、検体採取器具を用いた採血を行う検査に反対する見解を示した。4月に厚生労働省が臨床検査技師法の告示を改正し、薬局やドラッグストアで自己血糖測定が可能となったが、日医は「利用者に安易な自己判断を求めるもの。セルフメディケーションはセルフケアの一部であり、医師が関与すべき」との考えを表明。一般用検査薬の拡大よりも、健診の受診率向上等の取り組みを推進すべきとした。
日医は、一般用検査薬について、検査に用いる検体を採取する際、穿刺針によって血液を採取することは認められないとの立場を表明した。