薬機法施行に照準
厚生労働省は、「医薬品等輸出入手続オンラインシステム」(NACCS)の本格稼働を来月25日から開始する方針を固めた。食品衛生、植物検疫等に続き、新たに薬事法関係手続の機能をNACCSに追加し、医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品等の輸出入手続きを全て電子化する。紙ベースの申請手続きも残す。医薬品医療機器等法(薬機法)の施行に合わせ、製薬企業等の事業者による電子申請を全国的に開始したい考えだ。
NACCSは、航空貨物、海上貨物の輸出入手続きを電子的に処理する官民共用システム。既に食品衛生、動物検疫、植物検疫に関する輸出入手続きが電子化済みとなっている。今回、厚労省は新たに医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品等の輸出入手続きの電子化を本格稼働させる。