薬剤師職能を積極発信‐山本日薬会長が今年の抱負語る

2015年1月16日 (金)

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健康拠点事業に力を注ぐ

山本信夫氏

山本信夫氏

 日本薬剤師会の山本信夫会長は、「7月に就任して以来、約束した通り、日本医師会をはじめとする各種団体との関係改善に努めてきた。十分とは言い難いが、かなり改善されたと思う」と成果を示すと共に、消費税の引き上げ延期を背景に「次期調剤報酬改定がこれまで以上に厳しくなる」との認識を示した。また、健康情報拠点事業に関しては「予算編成の段階だが、2015年度も継続される見込み。同事業は、昔への回帰ではなく、本来薬局のあるべき姿でもあり、失敗できない。準備を進め、薬局、薬剤師が地域でしっかり働けるよう努力していく」と決意を新たにした。8日、新年最初の定例会見で今年の抱負を語った。

 山本氏は、「半年前に会長に就任し、改めて調剤、薬剤師に対する厳しい風が吹いていることを感じている。前に進むのはなかなか苦しいと思っている」と述べた。その背景として、「これまでも(薬剤師の)仕事を十分にしてきたつもりだが、それが理解されていない。また、理解されるように十分な説明ができていなかった」と指摘。今後、様々な機会を通じ、客観的な視点に立ち、外に見えるよう対応していきたいとした。



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