日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)は20日の定例会見で、協会加盟企業(ツルハホールディングス子会社のくすりの福太郎)の薬歴未記載問題を受けて、「調剤業務不適切問題対策本部」を10日に設置し、コンプライアンスの徹底を図っている現状等を報告した。
宗像守事務総長(同対策本部本部長)は、対策本部設置の目的について、「その原因を把握し、今後業界および会員企業からこうした問題を起こさないよう、薬歴管理・調剤報酬におけるコンプライアンスの徹底を図るため」と改めて強調。
また現在、調剤業務徹底マニュアルの作成に向け、本部および店舗それぞれの点検表の作成、管理手法(管理する担当者の徹底、ボイスレコーダーによる一時的処理が可能かどうか)などを検討中で、近く各社のコンセンサスを得て公表し、業界のルールとして徹底させていく考え。