JSRとシミックホールディングス、産業革新機構の3者は、米バイオ医薬品開発・製造受託会社(CDMO)「KBI・バイオファーマ」を共同で買収する。買収額は非開示で、出資比率は、JSRが51%、シミックが5%、産業革新機構が44%。昨年7月に次世代抗体開発の合弁会社を設立したJSRとシミックは、KBIのバイオ関連の技術を取り込み、日本をはじめとしたアジア展開に向けた事業拡大を目指す。
KBIは、バイオ医薬品に特化したCDMOで、詳しい事業規模などは公開していないが、米国を中心に事業展開し、世界200以上の顧客に対して医薬品開発を支援してきた。提携関係にあるシミックとJSR、国内外で多くの投資案件を手掛けている産業革新機構が共同買収を決めた。