Meiji Seika ファルマは、2015~17年度の中期経営計画を発表した。最終年度の17年度には国内医薬で1060億円、ジェネリック医薬品(GE薬)事業で500億円、海外で540億円を達成し、全体で売上高1800億円以上、営業利益140億円以上の目標を掲げる。小林大吉郎社長は、20日の記者会見で、「2年連続で薬価改定が行われる予定にあるが、GE薬の伸長、来年の承認取得を見込む統合失調症の新薬「アセナピン」、海外事業の育成などで薬価改定の影響を吸収できると考えており、十分に目標を達成できる」と自信を示した。
同社は、中枢神経系(CNS)や感染症領域、GE薬を中心とした事業展開として、「スペシャリティ&ジェネリック」を標榜している。11~14年度の前中計は、薬価改定の影響などがありながらも、14年度売上が1413億円、経常利益が102億円とそれぞれ目標を達成した。国内医薬では、全身性抗菌薬市場で売上シェア第3位、抗うつ剤市場で第2位に浮上し、GE薬売上で330億円と新薬系ではトップを獲得。海外事業ではインドのメドライク社を買収し、目標としていた売上287億円を上回る335億円となった。