三菱ケミカルホールディングス傘下でカプセル製造世界的大手のクオリカプスのシロ・アフマーダCEOは、8日に都内で記者会見し、世界のカプセル市場の年成長率を7%と見込んだ上で、「クオリカプスのカプセル事業を市場平均の2倍に相当する14%まで成長させていきたいと思っている」との目標を語った。
クオリカプスは、ハードカプセルと製剤関連機械の製造事業を展開するグローバル企業で、2012年に三菱ケミカルがカーライルグループから買収した。世界の医薬品用カプセル市場の20%以上のシェアを保有し、14年売上高は247億円。アフマーダ氏は「グローバルなビジネス拠点、世界中に研究開発拠点を持っていることが競合他社に対する最大の優位点となっている」との強みを述べる。