厚生労働省の「がん対策推進協議会」は7月29日、2017年から5カ年の「第3期がん対策推進基本計画」の策定に向け、議論をスタートさせた。会長には門田守人氏(がん研究会有明病院名誉院長)を再任。直近の課題として、6月に塩崎恭久厚生労働相が発表した「がん対策加速化プラン」の策定に当たって、癌対策を推進する施策などの検討を進め、年内をメドにまとめることとした。
同協議会では、癌の予防や患者の就労支援などを推進する「がん対策加速化プラン」の策定に当たって、第2期基本計画の中間評価、今後の癌対策の方向性を示した報告書などを踏まえ、年内をメドに癌対策をより一層推進するための提言をまとめることを確認。その上で、厚生科学審議会のがん登録部会や緩和ケア推進検討会などと連携し、17年6月をメドに第3期基本計画を策定していく方針を決めた。