関係者の直接議論が活路に
厚生労働省医薬・生活衛生局の山田雅信審査管理課長は26日、就任後初めて専門紙との共同会見に応じ、スイッチOTC化の推進について「関係者が直接議論することが前に進める方策になるのではないか。推進すべき、慎重にすべきといった様々な意見があるため、それぞれの理由や根拠を議論してもらい、相互理解を深めることが必要」との認識を述べ、「できるだけ早期に新しい検討会議を設置し、検討を進めていきたい」と意欲を示した。
山田氏は、就任に当たって、「これまで長い間、新薬の審査に関わる業務を担当してきたので、その経験を踏まえて業務を行っていきたい。また、審査、規制の立場として、画期的新薬の開発を促進していく一方、適切な安全性、有効性、品質の評価を行っていく、いわばゲートキーパーの役割を果たしていきたい」と抱負を語った。