日本薬剤師会の石井甲一副会長は、11日の定例会見で、日本医師会の横倉義武会長が、2016年度診療報酬改定における医科と調剤の財源配分比率について、従来の1:0.3という「基本的な原則は変えない」との考えを示し、「0.3とはいっても切り上げ、切り捨て、四捨五入ということもある」と、0.3の比率を数字の上で維持する可能性を示唆したことについて、「0.3が駄目だと言われないだけ良かった」とコメントした。
また、切り上げ、四捨五入によって0.3を維持しようとする案が出てきたことについては、日医と日薬の両会長が「仲良くなったという証拠。本気で厳しいことを言っているのではないと捉えたい」と述べた。