厚生労働省は16日、ブリストル・マイヤーズの抗ウイルス剤「バラクルード錠」(一般名:エンテカビル水和物)に重大な副作用として死亡例が見られたことなどから、添付文書の「使用上の注意」を改めるよう製造販売業者に指示した。
バラクルード錠については、添付文書の重大な副作用の項に関する記載で肝機能障害を追記。同錠での治療中にAST(GOT)、ALT(GPT)が上昇することがあることから、より頻回に肝機能検査を行うなど、観察を十分に行うと共に、検査等の経過から肝機能障害が回復する兆候が認められない場合は、投与を中止するなど適切な処置を行うよう促した。