日本薬剤師会の石井甲一副会長は3月31日の定例会見で、規制改革会議側が求めている「薬剤師が不在でも登録販売者が第2類薬、第3類薬を販売できるようにする」との規制緩和策について、厚生労働省が「一定の条件下で見直しを検討する」との方針を示したことに不快感を示した。
規制緩和は、在宅患者の服薬指導等で薬剤師が薬局を不在にした場合、たとえ登録販売者がいても第2類薬、第3類薬の販売ができず、利用者の利便性を損ねているとの問題意識によるもの。日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)などの要望を踏まえ、規制改革会議の健康・医療ワーキンググループが、厚労省に対して規制の見直しを求めていた。