博士課程入学者など減少
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、日本の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に分析した「科学技術指標2013」をまとめた。減少が続いていた日本の研究開発費総額が、2011年は前年より1・6%増となっていたことが分かった。ただ、大学入学者、修士課程や博士課程の入学者数は、いずれも11、12年と連続して減少していた。また、各国の発明数を国際比較するための指標であるパテントファミリーを用いた特許出願数では世界第1位だった。
この調査は、日本の科学技術活動を把握するための基礎的資料で、科学技術活動を▽研究開発費▽研究開発人材▽高等教育▽研究開発のアウトプット▽科学技術とイノベーション――の五つのカテゴリーに分類し、関連する多数の指標でわが国の状況を表すもの。