政府は16日、中国やインド、フィリピン、オーストラリア等のアジア12カ国の保健および農業担当の閣僚らが抗菌薬等が効かない薬剤耐性菌(AMR)の対策を話し合う「AMRアジア閣僚級会合」を開催し、抗菌薬等の使用量調査や研究開発等での協力を盛り込んだ共同声明を採択した。
会合では、アジア12カ国の保健担当大臣や農業担当大臣等が出席し、各国のAMR対策の取り組み状況が報告された後、今後の方策を議論した。採択された共同声明では、抗菌薬等の使用数調査や研究開発等で各国が協力することが確認され、AMRの監視体制が未整備のアジア諸国に対しても専門家の派遣等を通じて、AMR対策の取り組みを拡大していくことも目標として盛り込んだ。