厚生労働省は21日、塩野義製薬の抗インフルエンザウイルス薬「ラピアクタ点滴静注液」(一般名:ペラミビル水和物)に重大な副作用として死亡例が見られたことなどから、添付文書の「使用上の注意」を改めるよう同社に指示した。
ラピアクタ点滴静注液については、使用上の注意の「重要な基本的注意」の項にショック及びアナフィラキシー(血圧低下、顔面蒼白、冷汗、呼吸困難、蕁麻疹等)を追記すると共に、「重大な副作用」のショックに関する記載にもアナフィラキシーを追記し、十分な観察の実施や異常が現れた場合には投与を中止するなどの対応を促した。