IMSとクインタイルズが合併‐新たなCROモデルか

2016年5月13日 (金)

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 ヘルスケア業界の米調査大手「IMSヘルス」と、米医薬品開発受託(CRO)大手「クインタイルズ・トランスナショナル」は、全額株式交換による対等合併を行い、新会社「クインタイルズIMS」を設立すると発表した。年内の統合完了を予定し、両社を合わせた収益は72億ドル(約7729億円)、合併後企業時価総額は176億ドル(約1兆8893億円)以上になる見込み。ヘルスケア業界の情報技術サービス最大手と、CROと販売受託(CSO)の世界最大手という企業合併は、過去に例がない組み合わせといえる。医療分野での“ビッグデータ”活用が叫ばれる中、IMSヘルスが持つ医療データと、クインタイルズの新薬開発から市販後支援ノウハウを融合し、ヘルスケア領域で新たなサービスを創出する。

 今回の契約により、IMSヘルスの株主は、IMSヘルス株式1株につき、クインタイルズ株式0.384株の比率で、IMSヘルスの普通株式数に相当するクインタイルズの株式を受け取ることになる。合併完了後、IMSヘルスの株主が総株式のおよそ51.4%、クインタイルズ株主が48.6%を保有する見込み。合併会社会長兼CEOには、IMSヘルス社長兼CEOのアリ・ブスビブ氏、副会長にはクインタイルズCEOのトム・パイク氏が就任する。



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