大幸薬品は6日、アース製薬との資本業務提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。7月下旬に、アース製薬が大幸薬品の発行済み株式のうち5.78%を取得する予定。両社では今後、製品の共同開発やマーケティングの協働などで市場の活性化、新たな市場創出に取り組みたい考え。
近年では、人や蚊などが媒介する様々なウイルス感染症の脅威から、生活に関わる全ての分野において、感染予防と衛生管理に対する関心と需要が高まっている。大幸薬品では「正露丸」等を主力とする医薬品事業と、「クレベリン」に代表される感染管理事業の二つを柱としており、中でも感染管理事業では二酸化塩素分子の除菌・消臭能力に着目した製品が、今後はさらなる物体・空間除菌市場を創造するものと注目されている。