三津原氏は7億3700万円
薬業界の2016年3月期決算の上場企業で、有価証券報告書に記載を義務づけられた1億円以上の報酬を得ている役員は、製薬企業・調剤薬局・ドラッグストア(兼業は除く)などで15社28人に上ることが、本紙の調査で分かった。そのうち外国人は3社7人、国内製薬大手の武田薬品とエーザイは、最多の5人が1億円以上の報酬を得ていた。最も多額の報酬を得ていたのは、武田薬品のクリストフ・ウェバー社長で9億0500万円となった(表参照)
本紙が調査した範囲では、トップのクリストフ・ウェバー氏に次いで多額の報酬を得ていたのが、調剤薬局チェーン大手である日本調剤の三津原博社長。子会社の報酬分も含めて前年同期から2200万円増え、総額で7億3700万円だった。製薬企業では、トップのクリストフ・ウェバー社長に続き、同じ武田薬品の長谷川閑史会長が4億5000万円、アンドリュー・プランプ取締役が4億2200万円と武田薬品の役員が上位を独占した。