厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会は8日に合同会議を開き、前回会議で接種後に死亡例が見られ、審議が持ち越しとなっていた子宮頸癌予防ワクチン「サーバリックス」について、ワクチン接種と死亡の因果関係は認められないと判断し、接種の継続に問題はないと結論づけた。また、麻しん、風しん、おたふくかぜなど8種類のワクチンの安全性を評価し、いずれのワクチンも接種を継続して差し支えないとした。
合同会議では前回、子宮頸癌予防ワクチン「サーバリックス」について、接種後約2年7カ月後に心室細動が原因で死亡した症例が1件報告されたことから、因果関係に関する調査を継続していた。その結果、今回、死亡はワクチン接種から長期間経過後に確認されているため、ワクチン接種との因果関係は認められないと判断。接種を継続することに問題はないと結論づけた。