【経産省・中間報告】創薬の「エコシステム」不可欠‐外部連携でリスク取る活動を

2016年7月21日 (木)

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バイオ技術革新で方向性

 経済産業省は、バイオ技術がもたらす創薬等における技術革新の可能性を整理し、日本が取り組むべき方向性について中間報告をまとめた。ゲノム編集技術やビッグデータ解析などの技術革新が急激に進んだことにより、機能発現が制御された生物細胞「スマートセル」を用いた産業群を生み出す新たな時代の幕開けを提唱した。特に創薬分野では、オープンイノベーションの重要性が高まっているとし、製薬企業、アカデミア、ベンチャーが連携する「エコシステム」の構築に向けリスクを取った取り組みが不可欠と提言。政府にも後押しする施策の実行を促した。

 産業構造審議会商務流通情報分科会バイオ小委員会の議論を整理したもの。中間報告では、DNAシークエンシング技術の進化によるゲノム情報など生体情報の増加、最先端IT技術を生かした生体ビッグデータ解析による生物機能解明、ゲノム編集技術による生物機能の改変、発現制御などの技術革新が、バイオ技術を新たな時代へ移行させつつあるとし、高度に機能がデザインされ、機能の発現が制御された生物細胞(スマートセル)を用いた産業群「スマートセルインダストリー」時代の幕開けと位置づけた。



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