薬剤耐性対策などを推進
厚生労働省健康局は、2017年度予算概算要求で、感染症や癌、難病対策の強化などを盛り込んだ。
感染症対策には、前年度より68億円増の186億円を要求。「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」に基づいて対策を進めるため、AMRに関する臨床情報の収集・還元、研修の実施を担う「AMRに関する臨床情報センター」を国立国際医療研究センターに設置するための経費として、新規で2億8000万円を計上した。
また、日本でAMR対策の国際会議を開くための経費5300万円を新規で要求。国民に薬剤耐性や抗微生物薬の適正使用に関する知識や理解を深めるための普及活動費として、新規で1500万円を計上した。