バイオ薬開発促進は72億円
経済産業省の2017年度予算概算要求では、医療技術の開発などを促進させる科学技術振興費が約13%増の1104億円となった。バイオ医薬品の製造技術の確立などを進める「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業」に前年度当初予算(56億円)の1.3倍となる72.3億円を要望した。
創薬開発事業では、個人差や疾患状態を詳細に識別し、効果的な治療を行うための糖鎖利用技術を開発するほか、薬効が高く、今後大きな市場が見込まれるバイオ医薬品の製造技術や天然化合物シーズ探索技術の確立を目指す。
また、身体への負担が小さく、簡便な早期診断技術の開発も進める。