東京都薬剤師会の石垣栄一会長は、2日に開いた定例会見で、国立病院機構災害医療センター(東京都立川市)が病院の敷地内に調剤薬局を誘致しようとする動きがあることに対して、「賛成できかねる」との見解を示した。
石垣氏は、2016年度診療報酬改定で、▽かかりつけ薬剤師・薬局が軸になっている▽門前薬局には厳しい方針を打ち出している――ことなどを挙げ、病院の敷地内に薬局を誘致する動きが「逆行している」と問題視し、「公益社団法人として賛成できかねる」と述べた。
その上で、こうした都薬の見解について、今年4月25日に災害医療センターにも口頭で伝えてあることを明らかにした。