スイスのロシュは、標準化学療法後に病勢が進行した局所進行・転移性非小細胞肺癌(NSCLC)を対象とした抗PD-L1抗体「アテゾリズマブ」の国際共同第III相試験「OAK」について、対照薬のドセタキセルに対し、有意な全生存期間(OS)延長が認められたと発表した。詳細な結果は今年中に開催される学会で発表する予定。
同試験は、白金製剤ベースの化学療法施行中・施行後に病勢が進行したNSCLC1225人に対し、アテゾリズマブとドセタキセルを比較したオープンラベルランダム化多施設共同第III相試験。PD-L1高発現のサブグループも解析した。