三和化学研究所とジーンテクノサイエンスは、腎性貧血治療薬「ダルベポエチンアルファ」(先行品:ネスプ)のバイオシミラーに関する国内第III相試験を開始した。
ダルベポエチンアルファは、持続型赤血球造血刺激因子製剤で、ネスプは保存期慢性腎臓病から透析期までの腎性貧血患者に対し、腎性貧血の症状を改善する目的で使用されており、昨年の年間売上高は575億円と公表されている。2014年1月に、三和化学が医療用医薬品事業を手がける韓国の東亞ST社と、ダルベポエチンアルファのバイオシミラーの日本国内における開発・商業化に関するライセンス契約を締結し、ジーンテクノと共同開発を進めてきた。