9月にサンド日本法人の新社長に就任したジェイソン・ホフ氏は、13日に記者会見し、今後の日本市場の展開について、「2017年以降に新製品を上市し、市場平均を上回る成長を達成していきたい」との抱負を述べた。特にグローバルで開発中のバイオシミラー(バイオ後続品)や、親会社であるノバルティスグループが販売する医薬品の特許許諾を受けて展開するオーソライズドジェネリック(AG)を積極的に投入していく考えも明らかにした。
ホフ氏は、ノバルティスでOTC医薬品事業の責任者などを経験し、サンド日本法人社長に就いた。今後拡大が見込まれる日本のジェネリック薬(GE薬)市場で、世界第2位のGE薬メーカーとしての実力を発揮する方針。GE薬の流通管理が鍵になるとし、160カ国以上で事業展開し、世界67の製造拠点を保有するグローバルの事業基盤を生かしながら、日本の医薬品卸などとの協業関係を深耕することで、プレゼンスを強化していくとした。