【アステラス製薬】グローバル品質保証体制を強化‐日米欧3極が連携し情報共有

2013年9月2日 (月)

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平島俊一氏

平島俊一氏

 アステラス製薬は、日米欧の3極が連携したグローバル品質保証体制を強化している。もともと地域別に医薬品製造から保管、配送まで品質管理を行う体制を敷いていたが、オペレーションの高質化を目指し、日本を司令塔とするグローバル品質保証機能が、各地域と連携して情報を共有し、問題発生時の究明やその後の再発防止につなげる組織体にシフトした。信頼性保証本部グローバル品質保証機能長の平島俊一氏は、本紙のインタビューに対し、「各国での法規制やガイドラインの違い、ユーザーさんが製品に求めるものを理解し、患者さんに安心して使用していただけるアステラス品質を提供し続けていくことが大切である」と語った。

 同社は4月、グローバル信頼性保証体制の強化を目指し、これまで各地域で実施してきた「ファーマコヴィジランス」(PV)「メディカルアフェアーズ」(MA)「薬事」「薬事監査」「品質保証」の5機能について、グローバルリーダーのもとに集約する組織再編を行った。現在のPV、MA、薬事、薬事監査は米国、品質保証は日本が各機能長の所在地となっている。



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