【マスカット薬局】医師の視点、診療所で学ぶ‐家庭医療専門薬剤師を育成

2016年12月1日 (木)

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レジデント制度3年目に

奈義ファミリークリニックで予診を担当する薬剤師(マスカット薬局提供)

奈義ファミリークリニックで予診を担当する薬剤師(マスカット薬局提供)

 岡山県のマスカット薬局と奈義ファミリークリニックが連携して構築した「家庭医療専門薬剤師レジデンシー」制度が運用開始から3年目を迎えた。3年間の研修期間中に同クリニックなどで医師の診察前の予診を担当したり、訪問診療に同行したりし、医療面接や臨床推論など様々な技術を習得するもの。現在、3人の薬剤師が研修を受けている。研修を通じて医師の考え方や視点を理解し、的を絞った疑義照会を行えるようになったり、患者から的確な情報を引き出せるようになったりするなど、具体的な成果が出つつあるようだ。

 病院薬剤師のレジデント制度は各地で構築されているが、薬局薬剤師の同制度は他にあまり存在しない。地域医療における薬局の役割への期待が高まる中、専門性を備えた薬剤師の育成がこの領域でも必要として「家庭医療専門薬剤師レジデンシー」制度が2014年から始まった。



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