数年後“健サポ”150店舗へ
調剤薬局チェーン大手の日本調剤は、「健康サポート薬局」推進に向けた取り組みとして、測定機器を用いた相談業務を展開する薬局内施設「健康チェックステーション」を、1日から東京および神奈川の3店舗に開設した。同コーナーでは、健康サポート薬局の要件に準拠した相談窓口・各種ヘルスケア機器・OTC医薬品等を備えており、今後地域の健康拠点となる薬局づくりに役立てるのが目的。なお、3店舗はいずれも健康サポート薬局の届出を申請中(あるいは申請準備中)であり、今後の健康サポート薬局の展開については「今年度は先行した3店舗で対応し、来年度は改装時や新規出店の際に28~42店舗ぐらい、その翌年度には50~100店舗ほどを計画。地域ごとの特性やニーズを把握しながら、中期的(3~4年先)には150店舗を目安に展開していきたい」(櫻井琢也薬剤本部薬剤管理部長)とする。
同社では健康サポート薬局に関して、「“かかりつけ薬剤師・薬局”を共通の機能として、どのような機能や価値を付加できるか。そして地域包括ケアシステムの中で役割を担える薬局としての機能を備え、活動を行っていくこと」を目指すべき方向と位置づける。それを具現化すべく今回、日本調剤麻布十番薬局(東京港区)、日本調剤銀座泰明薬局(東京中央区)、日本調剤藤沢薬局(藤沢市)の3薬局に、「健康チェックステーション」のコーナーを設置した。