薬用植物の国内生産確立へ‐熊大薬学部と地場企業が連携

2017年1月26日 (木)

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 熊本大学薬学部と熊本県の地場企業は、漢方薬や機能性食品などの原料となる薬用植物を高品質で安定的に国内生産できるシステムの開発に共同で取り組む。文部科学省から得た資金をもとに5階建ての「自然共生型産業イノベーションセンター」を薬学部薬草園内に新設。ここを拠点に平田機工など複数の地場企業と共同研究を進め、事業化を実現したい考え。震災からの地場産業復興を目指す熊本県もこの輪に加わり、様々な形で支援する計画だ。

 文科省の「地域科学技術実証拠点整備事業」として得た約9億円の資金を投じ、同センターを新設する。今年度末までに設計を終え、来年秋頃に竣工する見通し。延べ床面積は2049m2。複数の地場企業と共同研究を行うための設備や、知財創出・管理、外部資金支援、熊本県や肥後銀行などによる事業化支援の拠点を各フロアに設け、産学官連携イノベーション施設として活用する。



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