塩崎恭久厚生労働相は24日、閣議後の記者会見で、C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品9ボトルが新たに東京都内の2カ所の卸売販売業者で発見されたことに言及。「医療を食い物にして金儲けをすることは許されない」と強く批判し、都道府県と連携して偽造品の流通防止に向けた対応を継続していく考えを示した。
塩崎厚労相は、「ハーボニー」の偽造品が広がりを見せていることについて、「厚労省としても流通ルートの調査を行い、発見した偽造品については全て流通しないようにしたところ。患者の手に偽造品が渡らないように、既に全国の薬局や医療機関に対して、正規品と異なる偽造品があれば都道府県に連絡するよう注意喚起している」と対応策を説明。今後もさらにハーボニーの偽造品が流通していることが判明した場合には、関係する都道府県と密接に連携して対処していく考えを示した。