山口大学病院薬剤部は、薬剤に関連する業務手順をハガキサイズのカードに整理した「TO DO CARD」を考案し、業務の標準化や安全性向上に役立てている。慎重な対応や緊急の対応が求められる業務について、誰が何をどういう手順で行うべきかを具体的に示すことで、業務の漏れを防ぎ、経験年数にかかわらずどの医療従事者でも同じような業務を行えるようにした。他の医療機関でも活用してもらいたい考えだ。
ハガキサイズのカードの一番上に「麻薬紛失時の対応」「レブラミド・サレド・ポマリストの管理方法」「子供が医薬品を誤飲した時」など業務目的を記載。その下に、誰が何をするのかを簡潔に提示し、具体的な業務手順も明記している。各手順にはチェックボックスを付記し、実施を確認できるようにした。