門前と敷地内薬局の報酬「差なしに再検討の余地」‐塩崎厚労相

2017年4月10日 (月)

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 塩崎恭久厚生労働相は4日の参議院厚生労働委員会で、大病院の敷地内に設置が相次いでいる「門内薬局」について、「門前薬局と同じ(診療報酬の)点数で、そこに差がないというのは少し再検討の余地がある」と述べ、敷地内薬局の報酬見直しを示唆した。自民党の藤井基之議員の質問に対する答弁。

 藤井議員は、規制緩和によって認められた敷地内薬局が各地で相次ぎ設置されている動きに言及。市立病院が公募要項で契約賃料として変動賃料を設け、処方箋1枚当たりの単価に店舗の1年間の取り扱い処方箋数を乗じたものとしていることを例に挙げ、「病院が薬局にリベートを要求している形を賃料に名前を変えただけと考えられる」と指摘。保険薬局および保険薬剤師療養担当規則に抵触するとして、「こうした(敷地内)薬局は保険指定すべきでない」との考えを示した。



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